第二日曜日はモンテグロットテルメのアンティーク市

第2日曜日は、パドヴァ周辺では、モンテグロットテルメとピオベ ディ サッコという小さな町のアンティーク市に行くことにしました。
二つの街を書くと長くなってしまうので、2回に分けて書くことにしました。
今回はモンテグロットテルメについてです。

目次

モンテグロットテルメはどこ?どんな町?

パドヴァからモンテグロットテルメは近くのアバノテルメという町ほど有名ではありませんが、イタリアの温泉街の観光地なので、大体3月ごろから10月までは長期休暇で療養目当ての観光客でにぎわっています。

イタリアでは温泉といっても温水プールのような感じで水着で入り、療養やリハビリとして使われることが多いです。
そのほか、オイルマッサージや泥パック、ストーンセラピーなどホテルによっていろいろな特色のオプションでサービスが受けられます。

イタリアだけでなくヨーロッパ全般で言えることなのですが、マッサージと聞くと日本人の場合は大体女性の方にやってもらうイメージですが、男性のマッサージ師もいるので、来てびっくり!ってことになることが多いため、予約時に女性がいい場合はその旨を伝えておいた方が良いです。
男性の方は力が強いので、その方がいいという人もいるようです。

モンテグロットテルメまでの行き方

パドヴァからの行き方は、車でしたら高速を使わなくても幹線道路を使えば20分くらいで着きますが、電車も出ていて、平日ですと約30分に一本電車が出ていて、フェラーラ(Ferrara)ボローニャ(Bologna)方面各駅停車の電車で、パドバから10分で着く「テルメ エウガネエ アバノ モンテグロット駅(Terme Euganee Abano montegrotto)で下車。
バスも出ていると思いますが、時間や金額面からも電車で行くことをお勧めします。

ヴェネチアからはREV(快速)とREG(各駅停車)が出ていて、REVですと40分弱、REGは1時間くらいで着きますので、日程に余裕があれば日帰りの小旅行としても気分が変わっておすすめです。

余談ですが、もう少し先のモンセリチェ(Monselice)という小さな町があり、(電車の駅もあります)その奥に日本昔話に出てきそうなヨーロッパでは珍しい低め山が並んでいて(こちらでは山ではなく丘(Colline)と呼ばれています)、長くヨーロッパの高い山を見なれていると、この景色はとてもホッとします。

https://goo.gl/maps/mvt7TrsqfFPyZRok6

リゾートホテルが多く、温泉の効能のある水着を着て入る温水プールなので、日本の温泉とは少し違いますが、関節痛やいろいろな病気の療養はもちろん、お肌もつるつるになります。
私の友人も今年の冬にスキーで膝をねじってしまい、一月中は動けずにいたのですが、2月中旬にお医者さんからモンテグロットテルメでの治療のために処方箋が出たと言っていました。
痛いのはかわいそうですが、少々うらやましい。。
私なんてリウマチで動けなくても、そんな処方箋出してもらった試しがないですし。。

モンテグロットのアンティーク市は?

今回行ったのは、2020年6月のコロナのロックダウン明け一発目のメルカート。

私自身、数日前からやっているか調べていたのですが、市役所のサイトにも開催のお知らせすら載っておらず、ピオベディサッコのメルカートだけ行く予定にしていたので、当日出る直前に場所の確認で住所を調べていたら、奇跡的にメルカート開催に関する良いサイトを見つけました。
モンテグロットテルメでもやっていることがわかり、急遽行くことにしたので見どころなどを調べる暇もなく出発しました。

さすがに観光客は少ないだろうと予想していましたが、予想をはるかに超える閑散としていて、いつもならのんびりと歩く老夫婦や小さい子を連れた家族連れがのんびりお散歩したりしているのですが、今回は残念ながら悲しくなるくらい街もホテルも活気がありませんでした。

ホテルは郊外にも広がっていますが、街のチェントロ自体は歩いて回れるほどの大きさです。
真ん中の広場を中心に密集してる感じではなく、ソーシャルディスタンスのためか、ポツポツと距離を開けてお店が出ていました。

ラベンダーが満開できれいでした。
マスク着用は必須ですがごく手袋規制は解除されてからずいぶん経ちました。
ただ、商品に触れる前には消毒が必要です。
カモのお皿なのか置き物なのかは謎ですが、リアルで結構惹かれました♡
ちょっと逆光になって見えにくくてすみません!
写真上の方に立てかけてある木なのですが、大仏様の目とまゆのところなんですが、とてもいい感じで、結構真剣に考えちゃいました。

モンテグロットテルメのアンティークメルカートで感じたこと。

こんな感じで骨董品もありましたが、半分くらいの割合で使用感ありありのフリーマーケットのようなお店もたくさんありました。
古書もたくさんありましたし、ゲームボーイやWiiなどのゲームソフトの中古屋さんがあり、近所の方がお父さんと息子さん2人を連れて毎月来ているらしく、「さ~、今日はどのソフトにしようか?」とWiiのソフトを選んでいました。

全体的に骨董品の割合より、中古品という感じのものが多かったので、ベネト地方でのアンティーク品の見学や収集には、先週行ったバドエーレのアンティーク市やピアッツォーラ(Piazzola)、ブルジネ(Burgine)のアンティーク市の方が色々見つけられると思います。
私の今回の戦利品は、天然石屋さんでこれを買いました。

ミョウバンのクリスタル石

ナチュラルな制汗剤として濡らしてからか、シャワーやお風呂上りに体をふく前に脇塗ると汗とにおいも抑えられるとのことで、買ってみました。
手のひらサイズで結構大きくて5€はお得ですよね。